RedAlertProjectの8番目の企画。ヨーヨーファクトリーの人気を不動のものに押し上げ、限定版にプレミアムが付くというスニーカー的な価値感をヨーヨーに付与したモデルでもあります。
888に関しては当時のことを鮮明に覚えているわけではなく、ヨーヨーファクトリーのコレクションをしていく中で、集めていて、記載している殆どの情報があとからWebで調べたものになります。勘違いもあるかと思います。ページ中の誤情報ありましたらごご指摘いただければ修正します。
2019年にIndigogo上にて888Foreverという企画が行われ、888熱が再燃しました。
2007年にリリースされた888は前作のGM2、G5の人気の更に上を行く機種となりました。2008年YuukiSpencerが07 888と呼ばれる初期モデルの888で優勝したことでその人気は不動のものとなりました。
GM2の成功を受けてG5とフュージョンしたような機能性を持った1Aヨーヨーはハブスタックという遊び方の提案がありつつも多くのプレイヤーに無視され、使いやすい1Aヨーヨーとして受け入れられていきました。
その後バージョンチェンジを繰り返し多くのモデルが登場しますが07の人気は圧倒的で当時手に入りにくかった中国では価格が高騰してスティーブやヒグビーなど未使用であれば一部のモデルによっては10万円を超える値段で取引されているものもあるそうです(中国国内の評価、07に限る)。中国での高騰を受けてEbayなどからも一掃され、強気の価格設定のものが増えてます。07モデルに関して言えば入手難易度は上がっています。08,09とモデルチェンジを重ねるもコレクター的な評価は下がっていき、Auldeyとのコラボレーションで888プレミアムというパッケージ入りモデルが出たところで888のプレミアム感は消失しました。
以下、プロジェクトレッドアラートと関係各サイトの情報に基づき更新していきます。修正点等あればご指摘いただければ幸いです。
情報引用元(References)
YoYoWiki-eight8eight
WorthPoint
SPINGEAR 2007(WaybackMachine)Yoyonation BBS-本家よりも詳しく解説。日付込みで追いかけてます
サイト中にスモールベアリングやラージベアリングと今では使われていない言葉を使用していますが当時の記録をたどる上で当時のベアリングサイズで表記している方が今後の参考になると思い、当時の言い方をあえてしています。
スモールベアリング=サイズA
ラージベアリング(もしくはレギュラー)=サイズC
初期モデル
伝説の始まりでいまだに多くのコレクターが探し求め、1つだけではなく、複数個所有しようとするモデル。888だけを集めるコレクターも存在し、持ってるの前提で何個持ってるか?と聞いてくるコレクターもいます。コレクターの戦いはすでに始まっている!(私は基本的にトレード用以外は1機種1つしか集めてないです)
公式には2005年5月5日発売。日本では9日にスピンギアで販売開始。
歴史の始まり。GM2、G5の人気があっての888発売だったのでスタートから人気爆発してました。
GM2、G5は一瞬で完売してしまったほどの2大人気アルミヨーヨーからの期待を一身に背負い登場した888。
楽天市場スピンギアの発売当初のページより引用
888は最新アルミヨーヨーとしての期待を裏切りませんでした。
前回までの奇抜な形状ではなく、スタンダードなワイドバタフライ形状かつ、小型ボディーを採用し扱いやすさを重視しつつも、ボールベアリングテラー(ボディー外側の軸の延長上についている回転する軸のこと)を継続して装備しているため、スタンダードな高性能 + ユニークさを両立した良機種です。
横幅はヨーヨージャムのヒットマンとほぼ同等、直径はミニモトリックス1よりも小さく、細かく、正確なコントロールが必要とされる高度なトリックを行いやすい形状です。
やや小ぶりですが重量は64gと必要重量が確保されており回転力に不足を感じることはありません。
基本をしっかり押さえた担当者一同がオススメできる最新アルミヨーヨーです。
レスポンスはシリコン充填式。Kパッドなど安定してパッドが供給される以前はシリコン製のコーキング剤を買ってきて自分でシリコンを充填するのが一つのテクニックだった時期もあります。絶版モデルなどで特殊なサイズのパッドが手に入らなく、サークルカッターで作るのが大変、という場合は手っ取り早くレスポンスを復活させるにはいい方法かもしれません。
同じスペックでヨーロッパ版、アジア版、メキシコ版(南米?)と続きます。
アジア版、といいつつ、配色やコンセプトは中国の文化を強く意識したモデル。漢字のロゴが乗っているインパクトがあります。当時ハーフカラーが嫌いだったので他の人と交換してゴールドカラーの888にゴールドベアリングをつけて使っていました。
日本からはヨーロッパの通販サイトにアクセスしないと買えなかったモデル。EU旗をイメージしたカラーリング。星は12個。後にブレグジットなどの問題が起きるとはことのきには誰も思わなかったはず。
2007年JNで販売されたモデル。
JNロゴのステッカーとTスタックが付属。本体にスピンギアロゴも入っているスピンギアの限定版扱い。ロングチップを付けるとブレるのですが、Tスタックだと888の幅広でG5に比べると持ちにくいという不満を解消していてZスタックよりも888向けのパーツでした。
バンダナとメキシカンカラーのGストリングがおまけで付属。Ochoはスペイン語で8を意味しています。ローカライズ、というかその地域の人達のテンションを上げる方法をよく理解しているブランドならではの新機種発売でした。
プレリリースで8個販売、あとはGM2の不良品との交換として送られていた様子。シルバーのロゴなしにステッカーを張ったものだったそうですが、こちらの写真はフェイクでシルバーの07-888にステッカーを貼り付けて雰囲気を出しています。
プロトタイプや試作品を含めると絶対にコンプリートできないのですが、こちらのシルバーは30個程度は作成されたようなので、入手可能性のぎりぎりあるコレクターズモデル。
ALLYOYO.comの限定版。ブログによると、2回作られているようです。所有しているのはBグレードのハイウォールカスタム版(888w)。
チームプロヨーの仲間の一人だったプロのヨーヨーパフォーマー、JohnHigbyの限定版。本人のサイトで直接購入しました。ハンドペイントされた箱と、送られてきた住所などの書かれた箱もきれいでそのまま取ってあります。中国では箱のほうがヨーヨー本体よりも価値があるとされているようです、、、120個と限定版の中では多く作られていますが入手困難で人気の高いモデルです。
オレンジのスモールベアリングバージョンとパープルのラージベアリングバージョンが存在。本人からの手売りで入手できました。
コレクション的には押さえておきたいチームエディション。しかしスモールサイズベアリングだったために、その後の07-888ブームの波には乗れませんでした。コレクター的なニーズと競技向けヨーヨーが好きで使いたい人のニーズで別れるヨーヨーです。
かっこよすぎます。黒に黒いロゴ。
メーカーロゴが無いステルス仕様
この機種からウォール部分がはっきりとフラットになりました。07-888の後期版とも言えます。一般に8月以降の発売の07モデルがこの形状になったと言われています。別ロットで5A仕様ということでスモールベアリング搭載の黒いスティーブ888が発売されています。(未入手)
ロシアのチームメンバーのモデルとして30個作ったそうです。ヨーヨーファクトリー公式のコメントによるとブラックも存在するらしいです。私は持っていません。写真は別のコレクターの人にもらいました
おそらく殆どが使用されていてまたロシアという特殊な国で流通しているためにほとんど出回らない入手困難度の高い機種。
コンプリートを目指している人以外はそこまで欲しい機種でもないところが救い?です。
本人がデザインしたグラフィックをプリントしたジェイソン・リーのシグネチャーモデル。大会での華々しい入賞歴というよりはトリックのカリスマとして長い間人気のあるプレイヤーでした。スーパーマンやチョップスティック系のトリックを開発し、2000年代前半に活躍していました。
スモールベアリングバージョン。縁に大きな面積でレーザー刻印がされていてヨーヨーの印象が大きく変わります。
当時、AYYAメンバーになるとPYROがもらえたりこの888がもらえたりと会員限定の入会特典がメンバーになる強力なフックになってました。ライフタイムメンバーになって正規のルートで手に入れた品です。
AYYAは最終的には立ち消えてしまってるようですが、ボランティアベースで運営する組織の難しさを感じました。
アクアっていいですよね。G5EliteからYYFプレミアムラインが立ち上がり、888はレッドアラートプロジェクトから次の段階へとステップアップしていきます。YYFロゴが付いているとプレミアムラインという位置づけになるはず。だけど境目が曖昧です(情報あればください)。
07の全米大会で怒涛のリリースがあった中の1つ。
888のリリースペースも種類も色も増えてきて個人で追いかけていくのが難しくなってきます。(実際諦めていました)
YYFロゴも入っています。
888の人気を不動のものに押し上げたYuukiSpencerという存在。そしてその彼のシグネチャーモデル。今でも人気のあるモデルの一つです。
2007年のフリースタイル
ちなみにここまでで、07-888のみ。です。このあと08,09,X、11、Tiと控えています、、、出だしから難題を選んでしまった気がします。マスマーケット向けにマーケティングを切り替える前のヨーヨーファクトリーはプロジェクトレッドアラートというスタートアッププロジェクトをコンプリートして次のステージへと進んでいくわけですが、コレクターとしてはこの時期がヨーヨーファクトリーの黄金期で、未だに多くの人が探し求めているラインナップだと思います。10数年立ったから思うのではなくて当時からコレはやばい、いろいろなものを犠牲にしてでも手に入れておかねば後悔する、という圧が当時ありました(自分だけ?)
Wanted.Looking for these 888.Trade or sale.Picture come from Ebay.DM to me via Instagram,FB,etc.
このページない888及び古いYYFヨーヨー探してます!インスタグラムまでDMいただければ。
このブログの運営方針が定まっていない中、888のコレクションを整理しようとしたらこれだけの分量になってしまいました。記事としては長すぎるけれども各カラーや色違いで取り上げるとトップページの情報量がとんでもないことになるという。。。